不動産担保ローンを比較検討!
不動産を売却したとしても、すぐに手元に売却金が入るとは限りません。急な資金が必要な場合は、不動産担保ローンをご検討されてみてはいかがでしょうか。
一九九八年春、究極のアドーマーキング第二弾がAに登場する。
それは、ジャンボの前部胴体に、巨大なリストウオッチが巻きついているというものだった。
スイスで行われる世界最大の時計の展示会バーゼルーフェア(それは宝飾展でもある、ヨーロッパでは超高級時計は宝飾品なのだ)、そこでブルガリが新製品アルミニウムを発表するのに合わせて、ジャンボに施されたのがこのマーキングだ。
ボディ全体はシルバーメタリックで、そこにブルガリのアルミニウムが巻きついている。
さすがブルガリ、さすがA、イタリアンーデザインの面目躍如だ。
広告宣伝の本家、アメリカも負けてはいない。
サウスウェスト航空、そうI章で、ホットパンツのスチュワーデスのお話をした、あのテキサスのエアラインである。
なんとB737をシャチにしてしまったのである。
これは、三機のB737を、垂直尾翼のマーキングだけを残し、それぞれボディ全体をシャチそっくりに塗って、∽ゴロヨに号としたもの。
テーマパーク「シーワールド」が、テキサスにオープンするのに合わせて手がけた広告で、三機で違っているのはシーワールドのロゴの下に小さく書かれた、Texas’ California’ Floridaのテーマパークの所在州名だけである。
筆者も実際に見たことがあるが、737のボディラインが、シャチによく似合っていた。
ラスベガスのカジノの広告を描いたウェスタン・パシフィック航空のB737ちなみに日本のエアーニッポンは、B737にイルカの特別塗装を施し、アイランドードルフィンと命名している。
度肝を抜かれたのは、ウェスタンーパシフィツク航空のB737に描かれた、ラスベガスのスターダストーホテルーカジノの広告である。
垂直尾翼から後部胴体にかけて、にっこり笑う肌も露わなブロンドのショーガールが描かれていたのだ(アキーアルマ嬢というスターダストの本物のダンサーだった)。
コンコルドにも、アドーマーキングが施されたことがある。
一九九六年のことで、当時はこれぞ究極と感じたものだ。
スポンサーはペプシ。
コカーコーラが押さえていた中東のシェアを、奪還すべく企画されたI〇億円のキャンペーンだった。
エールーフランスのコンコルドをチャーターし、全体をダークブルーのコーポレートカラーに塗り、前部胴体には巨大なPEPSIの白文字、垂直尾翼にはペプシの口ゴマークを配したスペシャルーマーキングだった。
中東地域を駆け巡ったそのフライト、マーケティングツアー・オブーザーミドルイーストは、広告業界で「旋風のようなツアー」と評されたものだ。
通常塗装ではあるが、特別塗装よりインパクトが強い例もある。
例えばアメリカのフロンティア航空の場合。
そのB737フリートの垂直尾翼を動物園にしたのだ。
アメリカンーウィルダーネス(アメリカの荒野)をテーマに、野生動物の迫力ある姿を一機一種類ずつ垂直尾翼いっぱいに描いたもので、狼、ピューマ、ビッグホーン、ブラウンペア、ホッキョクグマの子供、アライグマなどが登場している。
スペシャルーマーキングではないところが驚きだ。
シブい例をひとつ。
香港の中国返還を記念したC航空の「ザースピリットーオブーホンコン97」のジャンボは、「家」をテーマにしたもの。
手書きの「家」の文字と「繁栄進歩 更創新高」のスローガン、そしてボディ全面に建物の列、街並みが描かれていた。
シュートするサッカー選手を描いた、エールーフランスのワールドカップ記念塗装シャンペプシの広告を描いたコンコルドボも忘れがたい。
また、ラグビーのワールドカップを応援するため、ニュージ上フンド航空のジャンボに施されたオールフラックスの巨大イラストも迫力があった。
アンセットーオーストラリア航空の、シドニー・オリンピック記念塗装のジャンボ(筆者も関西からブリズベーンまで乗った)、A300、B737.日本エアシステムの三〇周年記念フレンドリーバード塗装。
日韓共同開催のワールドカップ2002を盛り上げた、大韓航空のスペシャルーマーキング(B747、777、737、A330)などなど。
スペシャルーマーキングの話題は尽きない。
英国航空マーキング論争 英国航空の伝統のロゴマーク「スピードバード」がCI(コーポレートーアイデンティティ)革命によつ241て、赤い矢印の「スピードウイング」に、さらに赤いリボンの「スピードマーク」に変わってきた話は前章で書いた。
合わせて王室をイメージした紋章、国旗のユニオンジャックがモデファイされて、論争を呼んだことも書いた。
しかし、論争の種はまだあった。
英国航空のCI変更は、コンサルタント会社、デザイン会社に振り回された感もある。
一九七四年、デザインーコンサルタント会社のニーガス&ニーガスは、社名のBritishAirwaysが、一四文字では長すぎると助言した。
その結果と;弗いが削られ、以後一〇年間にわたって、英国航空の機体にはBritishの文字だけが書き込まれたのである。
これも賛否両論だったが、次にアメリカのR社が、矢印「スピードウイング」に変えて、さらに尾翼デザインをI新したとき(ロゴタイプはBRITISH AIRWAYSに戻った) ほどの論争ではなかった。
だが、それをさらに上回ったのが、九七年のCI変更である。
伝統の「スピードバード」のロゴが、ついにただのリボンに変身してしまったのだ(名前こそ「スピードマーク」と付いていたが)。
それでも「リボンが機首に描かれたのは、何とか我慢する。
でも、あの尾翼は何だ!」というのが、ロンドンのデザインーコンサルタント会社ニューエル&ソレル社のコンセプトに対する、英国社会、ジョンブル{John Bui }と塗装を愉しむ機種Ⅶ章型的な英国人)たちの反応だった。
ニューエル&ソレル会社が提案し、英国航空が決断したCI新塗装では、ユニオンジャックはどこにもない。
垂直尾翼が、アートのカンバスになったからだ。
英国航空はグローバルなエアラインだ。
世界のイメージを収集し、それを世界のアーティストに描かせよう。
垂直尾翼をカンバスにして。
それがニュー・ミレニアムに向けての、英国航空の新CIのコンセプトだった。
それは「ワールドーイメージ」と名付けられた。
画家、工芸家、陶芸家、ギルド作家、書家、織物職人、民芸品作家、伝統工芸家など、世界中からアーティストが選ばれ、その作品を垂直尾翼に忠実に再現することになった。
しかも一作品一機というわけではない。
ジャンボにも、B777にも、B767にも、B757にも、B737にも、A320にも同じ作品が描かれる。
同じ作品がシリーズで多機種に描かれるのだ。
いくつか紹介してみよう。
日本画家のK氏の作品「波と鶴」。
機首には漢字でタイトルも書いてある。
香港の書家Iの書。
落款もある。
英国の陶芸家Sの「ブルー・プール」。
皿と壷に描いた絵柄。
垂直尾翼に香港の書家Iの書を描いた英国航空
英国の大学生が描いた「チェルシー・ローズ」。
英国のアーティストが描いた「グランドーユニオン」も、国花のバラだ。
スコットランドのピーター・マクドナル ドは伝統手織り職人。
作品はタータンだ。
「ナランジードリーミング」は、オーストラリアのBスタジオが描いたアボリジニー・アート。
「ウナラードリーミング」も、同じバラリンジのアボリジニー・アートだ。
カナダの先住民ティアオート族の木彫作家、Sの作品は「ホエールーライダー」。
南アフリカのンデベレ族出身のエMとMのマサナボ姉妹の作品は、伝統を感じさせる力強く色鮮やかな抽象アートだ。
……まだまだあるけれど、このへんで止める。
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